第25回 「プロフェッショナル 仕事の流儀」より (2008年01月22日)
最近テレビを観ていて大変感動した番組がある。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組で取り上げられた世界に名を轟かすミシュランのガイドで三つ星シェフの称号を手にした「すきやばし次郎」の店主こと小野二郎さんである。
今や、日本のすし職人の鏡と評される人である。
番組が終了し、開口一番に出た言葉は家内に言ったこの一言である。
「東京に行くときにはこの寿司を食べに行こう」
小野二郎さんは7歳の時から家庭の経済事情で料亭に住み込み奉公に出され、そこから学校に通っていた。
松下電器の創業者、松下幸之助さんが9歳からの丁稚奉公だから、二郎さんは、まだ2歳先輩ということになる。
現在82歳ならばその道(料理道)75年ということだ。(寿司職人になって56年である。)
驚くべき事に、82歳で今なお日々500貫を握る現役職人なのである。
寿司を握る手は外出する時には手袋をして、大切に保護するらしい。このようなところにも三つ星職人のプロ意識を大いに感じさせてくれる。
その手は柔らかくとても82歳と思えるような手では無いという。是非、店に立ち寄った際にはその手に触れてみたいものである。
82歳の寿司職人が現役で握る拘り寿司とはどのような「味」なのだろうか? 想像は膨らむばかりだ。
特にインタビューの中で二郎さんが発する一言、一言がとても感慨深く心に残った。この二郎語録を紹介して今回のブログを閉じることにする。
私にはどんなに仕事が苦しくても帰る家は無かった。
だから働くしかありませんでした。
不器用な私が、気が付いたら、三つ星寿司職人になっていた。
鮨職人 小野二郎 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より
仕事というものは、本来、自分の方が仕事に合わせるものだ。
人間死ぬまで「探求心」を持って常に上、上を目指して精進する事である。
鮨職人 小野二郎 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より
この不器用な言葉の裏に小野二郎の成功の秘訣が隠されていたようである。
「命尽きるまで終わる事の無い学び、向上へのプロセス」これこそが三つ星シェフの源なのかもしれない。
それではまた次回 オーナー後藤
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