第23回 クリスマス・プレゼント (2007年12月19日)
早いもので「母の四十九日」が過ぎ、こころに少し微笑みも出てきた。
人間とは不思議なもので、あのように辛い思いをしても月日の経過と共に、少しずつ「辛い思い」は薄れていくものである。
誰かが昔、私にこのような事を教えてくれた。
「人間には忘れる能力がある」
・人間に「忘れる」という能力が無いとすれば人間はストレスで死んでしまうだろう。
というような教えである。
生きていると本当に色々な事が次から次へと発生するものである。
楽しいこと。悲しいこと。辛いこと。苦しいこと。
本当に色々な事があるが、この「人間には忘れる能力がある」という教えが生きていく上で「大変重要である」という事を改めて思い知らされた次第である。
もちろん「母への想い」を忘れ去ることは出来ないが、少しずつ悲しみ、苦しみが薄れていく事は、私には有り難い事である。
(そして、この「オーナーズブログ」で母の話について触れるのは今回を最後にするとしよう。)
さて、今回の題名は「クリスマス・プレゼント」であるが、下の写真をご覧頂きたい。
「2007年」という私にとって、決して忘れる事の無い「想いの年」に「自分へのクリスマス・プレゼント」を贈る事にした。
これがこのバッグである。
これは「ただのバッグ」では無い。
手作りで革の裁断から縫製、ハトメ打ち、コバ仕上げまでの全工程を自分一人で製作したバッグである。(勿論100%手縫いである。)
猪年の最後に「猪革」(イタリアではチンギャーレと呼ばれる)を使って、ひと針、ひと針手縫いで三週間かけて仕上げた。久しぶりの製作にしては、なかなかの仕上がりで満足している。
革紐で縫えば、手間いらずで簡単に仕上がるが、やはり蝋引き糸で最後まで一針、一針縫うことに拘り、丁寧に仕上げてみた。
自分で使いやすいようにデザインしたので、なかなかお気に入りのバッグに仕上がり、自分に向けての素晴らしいプレゼントになった。
集中して時間がとれれば、一週間程度で仕上がるのだろうが、一日、二時間程度ではやはり三週間程かかってしまった。
手縫いのバッグが高額になる所以はこのようなところにあるのだろう。しかし手縫いにはなんとも言えない味があり深みを感じる。
お陰でブログ更新にシワ寄せがいき、長い間ブログをお休みさせて頂いたことを大変申し訳なく思っている。
皆さんは、ご自分に一年間頑張ったご褒美としての「クリスマス・プレゼント」は、もうお考えだろうか?
是非、一年間無事に過ごせた事と、頑張った自分に“素晴らしいクリスマス・プレゼント”をあげて下さい。
今年もあと僅かですが、私もこのバッグと一緒に元気一杯に猛進して行きます!
[追伸]
「AGO」の店頭にも沢山のクリスマス・プレゼントを取り揃えてお待ちしていますよ!!
それではまた次回 オーナー後藤
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